森外 廣幸

父親は”大工職人” 兄の誘いで”屋根職人”に就職をする。
子供の頃は、父親が”大工職人”のこともあり、小さい頃から自分は大工になると思っていました。
兄の誘いもあり、学校を卒業すると地元で屋根職人として5年間働きました。
その頃は、特別な仕事に就きたいという夢はなかった、ただがむしゃらに働きたい!という気持ちで毎日一生懸命働いていました。屋根職人をしていた頃は、高い所での作業は得意でした。
鳶職人になろうと思ったきっかけは、屋根職人で得た”高所での作業経験”を活かせることも理由のひとつにあります。


先輩からたくさんのことを教わりました! 
先輩は手取り足取りは 教えてはくれません!
ただ、ただ・・・毎日、先輩の仕事を見て 怒られながら仕事を覚えていきました。
分からないことは積極的に聞き、分からないままにはしませんでした。

入社2年目で現場を任されました。
毎日、現場監督や先輩に聞き 少しずつレベルアップし、仕事の流れもつかめるようになりました。


国家資格"1級とび技能士"を取得 
現場を経験する中で、鳶職に”やりがい”を感じていました。
1級とび技能士を猛勉強し取得!
この受験受験をきっかけに鳶職全般に関する技能を学べ視野が広がったと思います。


●1級とび技能士
●玉掛け技能講習
●高所作業車免許取得
●登録鳶・土工基幹技能者講習
●車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習
●小型移動式クレーン運転技能講習
●足場の組立等作業主任者技能講習
●労働安全衛生法による技能講習
●地山の掘削及び土止め支保工作業主任者技能講習
●型枠支保工の組立て等作業主任者技能講習
●建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習


羽田国際級ホテル工事の”職長会会長”として 
羽田空港は世界で5番目に利用者の多く、世界から多くの観光客をお迎えしています。
ホテルは国際線と直結、世界から多くのお客様をお迎えします。
部屋数は1700室、商業施設も併設されています。

2018年から約2年をかけ大規模ホテル建設に携わりました。
この現場は約2600人の各分野の職人達の技術で造り上げています。
職長会の会長として現場全体を統括することを任されました。
この現場での主な仕事内容は、作業内容に応じた人的配置を行うことです。
昼の打合せや各職の職長達と次の日の打合せを行う中で、職人それぞれのスキルにあわせ仕事を分配します。
普段から会話をし、コミュニケーションをとることによって、お互い分かり合えます。
そして、現場で働く皆が安全に作業を進めるために管理しています。

 



それぞれが現場で活躍するリーダー育成 
後輩、それぞれが現場リーダーとして活躍する人財に育ってほしいと思っています。
同じ現場になった時は、自分の技術を伝えています。
後輩たちには、分からないことはそのままにせず、どんどん先輩に聞くこと!と指導をしています。

定年まで、鳶職人として現場の第一線で活躍したいと思っています!